大田区の温泉銭湯「改正湯」社長 小林千加史さん インタビュー

蒲田は東京で今最も熱い地域の一つなのだとか。
日本で一番銭湯が多いのが蒲田であり、 羽田空港から近いこともあって海外からのバックパッカーも多い。
日本で一番銭湯が多い地域だから、お客さんの求めるレベルも高い。
そんな大田区の蒲田で4代続く改正湯の小林社長にインタビューさせていただきました。
お祭りが大好きという小林社長。
本当は番頭さんが着るという半纏を着てインタビューを盛り上げてくださいました!

改正湯は4代続いている歴史ある銭湯ですが、どのような成り立ちがあったのでしょうか。

大田区の温泉銭湯「改正湯」の成り立ち

私の曾祖父が初代にあたります。
もともとオーナーさんがいらっしゃった銭湯を借り湯としてお借りして、 最終的にこの町で売りに出ていたお店を買ったのがきっかけだったようです。
それが「辰巳湯」です。

お店を会社組織にして広げたのが二代目です。
「改正湯」の方が駅から近くて場所がいいということで取得したのもこの時です。
いつの間にか家族がこっちにうつってきたので、番頭頭に「辰巳湯」を貸した形になりました。

従業員で仕事が出来る人に店を新しく出してあげて独り立ちさせたりして、最盛期には4,5軒ありました。

現在、銭湯の歴史の中で最低の氷河期で2012年の10月に残念ながら「辰巳湯」が閉店してしまいました。
今では「改正湯」しか残っていないんです。

2011年の11月に全面大改装しました。
おかげでお客さんが以前より来てくれるようになりました。

「改正湯」の名前の由来を教えてください。

大田区の温泉銭湯「改正湯」の名前の由来

初代がその当時あったお風呂屋さんで「改正湯」という名前の銭湯が繁盛していたのにあやかって付けたようです。
おかげさまで現在存続しているので、初代の考えが当たったんですかね。(笑)

改正湯のオススメポイントを教えてください。

大田区蒲田の限られた地域でしか取れない黒湯という温泉があるんですが、 その黒湯に炭酸泉を組み合わせたのはうちのオリジナルなんです。
日本の銭湯では改正湯にしかないですよ。血行促進にいいです。
シルク湯っていう真っ白なお湯はミクロの泡で毛穴の汚れを取るので美肌の湯と言われています。

改正湯には露天風呂はないんですが、男湯にも女湯にも大きな水槽があって、 その中に鯉や金魚やサメが泳いでいるので、温泉に浸かりながら水槽を眺めることが出来ます。

あとは、銭湯ではタブー視されていた毛染め専用のスペースがあることですかね。
禁止されるとこっそりやる人がいるので、だったら初めから作ってしまえばいいということで作りました。

こちらも好評で多くの方にご利用いただいています。 改正湯のコンセプトが全年齢対応型というものですので、 赤ちゃんが来ても入りやすいようにベットつけてみたり、なるべくバリアフリーにしたりしています。

定期的にイベントを開催して地域の方に楽しんでもらえるように日々考えています。

改正湯は温泉ですが、泉質について詳しく教えてください

大田区の温泉銭湯「改正湯」の泉質

泉質は「ナトリウム炭酸水素」で肌の脂分を乳化させて溶かすというものになります。(毎川さん談)

改装をするにあたって「女塚温泉」として申請しました。

※申請しないと温泉という名前が付けられない。

銭湯経営の1日の流れを教えてください。

午前中に起きて、窯に火を入れます。
改正湯の窯は全自動なんでスイッチをパッパッと入れるだけなんですが。(笑)
15時から開店して24時半までお店が開いてますので、 開店時間中は交替で店番をします。
閉店してから掃除をして次の日の準備をする、といった感じです。

銭湯経営で大変なところはありますか?

お客さんの集客が一番大変ですね。
改正湯のお客さんで三代続いてきてくれている方がいるんです。そういう方のためにも続けていかなきゃいけない。
だからその使命っていうのが一番大変ですかね。

銭湯経営をやっていて楽しいことはありますか。

大田区の温泉銭湯「改正湯」の銭湯経営で楽しいこと

ないですよ!(苦笑)

ただ改正湯の社長の立場として、やっと自分のやりたいことができてきて、それに対しての売上収益が見込めるようになったかな~というところでは楽しくなってきました。

せっかくだから楽しんでやらなきゃといった感覚ですかね。(笑)

仕事以外で楽しみなことはありますか。

釣りです!
改正湯は金曜日が定休日なので、木曜日の営業が終わったところで出かけています。
ぼくマグロも釣ったことあるんですよ!
釣り部屋もあるし、釣りのことになると夢中になってしまいます。

魚のロゴはどのようにして作られたのでしょうか?

大田区の温泉銭湯「改正湯」の魚のロゴ

ぼくはお祭りが好きなので、太鼓に描かれていたりする二つ巴のマークありますよね。
あのマークに改正湯の銭湯の特徴でもある鯉と金魚の絵を合わせたらいいんじゃないかって思って、 ぼくの頭の中にあったものをデザインにしてもらったんです。

字は読まなきゃいけないけれど、うちのロゴマークを潜在的に植えつけて、 あのマークを見たらすぐにうちとを思い出してもらえるといいなと思っています。

今後の展望などありますか。

若い女性の方に来てほしいですね。
「大衆」という言葉に若い人は敷居が高いと感じていると思うんです。
「大衆酒場」とか「大衆浴場」とか。

そういうイメージで敬遠している女性たちが来てくれて、また彼女たちが自分の子供たちを連れて来てくれてっていうように、 ずっと何代も続けられると嬉しいですね。

銭湯同士でお客さんの奪い合いをするよりは、そもそものお客さんの底上げをしたいと思っています。

近々イベントなどがあれば告知をお願いします。

定期的には偶数月に「健康体操」という高齢者を対象にしたイベントをやっています。
1時間ぐらい体操で汗かいてもらってそのあと銭湯に入ります。
次回は2月12日に開催します。

あとは入浴というものを通して教育する「浴育」のイベントを子供たちを対象にやっています。
お風呂の入り方ひとつとっても家とは違うので、「お風呂の入り方」という紙芝居をプロの紙芝居屋さんに依頼して読んでもらったんです。
そのあと、実際に銭湯に入ってもらってまた感想を聞くというような。
こちらが非常に盛り上がったので、次回は改正湯のオリジナルを作って、6月ぐらいにやりたいと思っています。
地元の保育園の子たちとその保護者の方たちにも来てもらって、 銭湯を体験してもらいたいです。

今は銭湯を知らない人が多いですからたくさんの人に銭湯の良さを知ってもらいたいですね。
地元の店舗にも協力してもらって、地域の方たちを巻き込んだ企画を考えています。

【改正湯】
住所:大田区西蒲田5-10-5
TEL:03-3731-7078
最寄駅:蒲田駅
営業時間:15:00〜24:30
定休日:金曜日
設備等:コインランドリ / 駐車場 / 温泉

大田区西蒲田の温泉銭湯「改正湯」の取材記事はこちら
改正湯で働かれている風呂デューサー毎川直也さんのインタビュー記事はこちら


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子分日記~時々、親分~
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