大田区の温泉銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー

大田区の温泉銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー

大田区の温泉銭湯「久が原湯」山岸勝利さんにお話を伺ってきました。久が原湯はまるでスーパー銭湯のようにたくさんの湯船があり、日曜日にはお昼の12時から開店するなど、家族連れで楽しめる銭湯です。たくさん湯船を作ることになったきっかけなどを山岸さんに伺ってきました。

「久が原湯」はいつごろからある銭湯なのでしょうか。

大田区の銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー1

60年は経っていると思います。
正式に書類が残っているのは法人として登録した昭和32年からになりますので、その前に個人で始めた時のことは正確にはわかりませんね。みなもう亡くなってしまっていますから。
祖父は長野で祖母が石川県の出身です。私は三代目で、それまでは父がやっていました。初代の頃は兄弟何人かで銭湯を経営していて他にも5軒くらいはあったのではないかと思いますが、現在残っているのは「久が原湯」だけであとは残念ながら廃業してしまいました。

こちらは従業員の方は何名いらっしゃいますか?

6人程です。2,3時間来てくれるパートさんが3~4人で常時いる従業員は3人ですね。

日曜日に12時から開店するようになったきっかけを教えてください。

通常の営業時間は15時から24時までですが、日曜日だけ昼の12時から開店しています。

日曜日に早く開店するようになってからもう1年たちました。8月で2年になるのかな。
お客さんから日曜位早くやってよって前から言われていたので、12時から開けるようにしたんです。
家族連れの方が多くこられて日曜日は大変です。戦場ですよ(笑)。未就園児もいますからね。
年末になるといつもの日曜日よりももっとたくさんの方がお見えになるので大変です。笑

土曜や祝祭日も早くやってほしいって言われるんですけど、掃除が大変なのでなかなかできないんです。
人を増やせばいいことなのかもしれないけどそう簡単にはできないんですよね。

就寝は何時頃ですか?

寝るのは2時半とか3時とかですかね。朝は9時くらいから掃除を始めています。
掃除は夜ならないで朝やるんです。
昔と違ってたくさん人が引っ越してきて周りの環境が変わってきましたから夜は掃除しないようにしているんです。朝の方が掃除の求人も募集しやすいというのもありますね。

銭湯を継いだときのことを教えてください。

私がここを継いで15年くらいになります。銭湯を継ぐ前は会社勤めをしていました。私には兄弟が4人いるんですが、誰もやりたくないっていうことでしたので私が継ぐことになりました。
平成21年8月に今の浴槽が多い形にリフォームしたんです。

昔ながらの銭湯から新しい銭湯にリフォームしたきっかけを教えてください。

大田区の銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー2

昔はこの辺は工場とか会社が多かったんですけど、そういったところがたくさん廃業したんです。
そうするとその後に必ずできるのが分譲マンション。
そういう新しいマンションには必ずお風呂はついてますからね。
じゃあ、その自家風呂を持っている人たちが月に1回でも2回でも来てもらえるようにするにはどうしたらいいかと考えたんです。
そこで考えたのが湯船の種類をたくさん作ることでした。
後は子連れの方が多いので、基本的に湯温を37度~39度のぬるめに設定することにしました。小さい子が入れれば、家族で来てくれますから。

昔からの常連さんの方もいらっしゃるので、その方たちのために43度の熱い浴槽も1つずつ残してあります。

フロントにも駄菓子コーナーを作ったりテレビを設置したので、お子さんも喜んでくれていますしゆっくりしてもらっています。

銭湯経営で大変なこと。

大田区の銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー3

鍵をなくす人が多いことですかね。
ロッカーの鍵がないないっていう人が多いんですが必ずどこかにあるんですよね。手首に付いていたり、鞄の中に入っていたりね。
昨日もなくされた方が3名もいらっしゃいました。笑

でも一番大変なのはやはり掃除です。
掃除さえなかったらこんなにいい仕事無いですよ!笑
掃除は夏なんか本当に大変なんです!冬は動いてると暖かくてちょうどいいんですけど、サウナなんて暑くて暑くて嫌になってしまいます。
うちの銭湯では一晩おいてから掃除してますけどそれでも暑いですからね。

銭湯経営で楽しいこと

お客さんが増えた時に頑張った甲斐があったなって思いますね。お客さんが増えたから次に何をしようかということも考えることができます。

後は、サッカーなどのスポーツをやってきた子供たちが3~5人で子供だけで来たりしてくれるのがうれしいですね。カランの数が足りなくなって、苦情が来たりもしますけど、小学校の子たちがゆくゆくは成長して家庭を持ってこの辺に住んだらお客さんになりますからね。子供たちは大事にしていきたいです。

仕事以外の楽しみ

休みの日にゆっくりすることくらいかな。
かみさんと出かけたりご飯食べたり、普段忙しいから休日はガス抜きしてもらっています。

銭湯経営をやってきて印象に残っている事。

大田区の銭湯「久が原湯」山岸勝利さんインタビュー2

私も1日に3,4時間はフロントに出るようにしているので、客層も見るようにしているんですが、今まで来てくれなかった若い女性が来てくれると嬉しいですね。1か月前か2か月前くらいに女性のお客さんが一人でいらして、「どうやって入ればいいんですか?」って聞いてこられたんです。恐らく初めて銭湯に来てくれたんでしょうね。
その時は「旅先のお風呂に入ったことがありますか?それと一緒ですよ。」ってお伝えしたんです。
銭湯に入ったことない人がうちの銭湯を知って選んでくれて、まず来てくれたっていうことが嬉しいですね。それでいいなって思ってくれてまた来たいと思ってくれればもっと嬉しいですね。

昔から来てくれている人も、今日初めて来た人も、同じ450円払ってきてくれているのだから私たちには同じように大事です。
これからもお客さんが飽きないように、ちょこちょこと風呂場を変えて「久が原湯」を楽しんでいってもらいたいですね。


【久が原湯】
住所:東京都大田区久が原2-14-15
TEL:03-3754-4452
最寄駅:田園調布
営業時間:15:00~24:00
定休日:4、14、24日(日曜は翌日休)
設備等:コインランドリ / サウナ / 露天風呂 / 温泉

大田区の温泉銭湯「久が原湯」の取材記事はこちら

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