東京都杉並区和田の銭湯「大和湯(やまとゆ)」井上一樹さんインタビュー

東京都杉並区和田の銭湯「大和湯(やまとゆ)」井上一樹さんインタビュー

東京メトロ丸の内線、東高円寺駅から歩いて5分程の住宅街に大和湯はあります。
看板が出ていないと見過ごしてしまう奥まったところにある銭湯です。
今回は銭湯に必要な材料の裏話と、銭湯建設に携わる人の存在を知ることが出来ました。


「大和湯」の歴史を教えてください。

東京都杉並区東高円寺の銭湯「大和湯(やまとゆ)」井上一樹さんインタビュー1

銭湯としては大正時代に営業していたようです。初代である祖父が戦後に購入してから大和湯としてスタートしました。 最初は銭湯をやるつもりではなく、祖父が薬関係の仕事をしていたので、倉庫として使っていたようです。


銭湯をやるために購入したわけではなかったのですね。なぜ銭湯として再開したのでしょう。

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戦後はたくさん人がいて、入浴の環境が整っていなかったのでしょうね。地域の人から再開の要望があったんです。



お店の改装はどのくらい前にしたのでしょうか。すごくきれいですよね。

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昭和40年に一度建物を壊して、基礎から建て直しました。当時はそれを3か月くらいでやっていましたよ。昭和57年にはフロント形式に改装しました。今のかたちになったのは平成8年の改装以降ですね。



3か月でゼロから銭湯を建て直すのって職人技ですね…

当時は仕事をする時間が昼夜問わずだったようで、業者さんも徹夜したりしていたようですよ。今では考えられないですよね。


ロビーの雰囲気がすごくいいですよね。

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そんなにこだわりがあったわけではないですよ。改装した時のタイル屋さんの提案を受けたかたちです。玄関の位置や建物の構造上、ロビーをつくるとしたらあそこしかなかったんですよね。

サウナのすぐ前に水風呂があるのは機能的ですね。

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サウナ好きのかたは、サウナと水風呂のすぐ横のカランが指定席の人も見かけますね。


東京都杉並区東高円寺の銭湯「大和湯(やまとゆ)」井上一樹さんインタビュー6


ちなみに、女湯のサウナは赤ちゃんを寝かすための部屋でした。赤ちゃん連れのお客さんが減ったのでサウナに改装しました。男湯は別に新しく作ったので、脱衣場のなかに出っ張る形になっています。


タイルの絵がなんだかおしゃれですね。

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これは私の趣味ではないんです(笑)「壁面が一色だけだとのっぺりした印象だから、何か変化をつけましょう」というタイル屋さんからの提案をそのまま受け入れた結果です。


タイル屋さん、センスいいですね!脱衣場につながる暖簾の隣にも脱衣所への扉があるのはなぜでしょう?

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脱衣所への通路が狭いので、細長いものを脱衣場に持ち込めないんですよ(笑)あとは緊急時の対応には重宝しますよ。

ちょっと気になったのですが…ロビーから女性の脱衣所が少~し見えないですか?

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構造上見えるんですよね…見えないようにするために、脱衣所への通路に可動式の仕切りを付けました。営業中は常に仕切りをオープンにしていますよ。ご安心を!


浴室は広々とした印象です。

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カランの数は少なめかもしれませんね。カラン一つ当たりの占有スペースは大きいと思います。


よく観てみると、一部色が違うタイルが混じっていませんか?

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そうなんですよ。若干ピンクがかったタイルが混じっています。というのも、タイル屋さんにうちで使っている白のタイルの在庫がなくなったらしくて。その代用です。 浴槽ふちの角の部分、丸まっているタイルも在庫がかなり少ないみたいですよ。


この銭湯の近くに学校がいくつかありました。子供のお客さんは多いですか?

そんなに多くないですよ。小、中学生の子供達は親子連れではなく子供たち同士で来る姿を見かけますね。親子連れで来るのは未就学児の子供達です。

最後になりますが、銭湯の良さってなんでしょう?

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ぐで~っと、のびのびできたらいいんじゃないのかなって思います。出たときのふぅ~っていうのもいいよね。お風呂屋は別にむずかしい顔で入る所じゃないので、手足伸ばしてふぃーっと楽しんでもらいたいです。


風呂デューサーの取材メモ

銭湯の醍醐味はご主人のおっしゃる通りだと思います。家の風呂で楽しめないことを実践してみてください。 今後銭湯をめぐる時、タイルを眺めるのも楽しみになりました。
(記者:風呂デューサー 毎川直也)


【東京都杉並区和田の銭湯「大和湯」】

住所:東京都杉並区和田1-71-18
TEL:03-3381-3452
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線 東高円寺 徒歩6分
営業時間:16:00~24:30 (日曜は15時から営業)
定休日:月曜
設備:コインランドリ / サウナ

東京都杉並区和田の銭湯「大和湯」の取材記事はこちら

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