東京都墨田区横川の銭湯「大黒湯(だいこくゆ)」新保卓也さんインタビュー

東京都墨田区横川の銭湯「大黒湯(だいこくゆ)」新保卓也さんインタビュー

つい最近、一月半の改装期間を終えて営業を再開した銭湯に取材に行ってきました。墨田区の大黒湯です。
改装によって大きく変わったのは大露天風呂ができたことでしょう。
しかし実際に行ってみて、大黒湯の魅力は大露天風呂にとどまらないことがわかりました。
ただの改装ではなく、「大黒湯だからできた改装」をご紹介します。


宮造の外観のうえには煙突、そしてそのすぐ隣にはスカイツリー。新旧見事な調和ですね。

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大黒湯は昭和25年にこの地につくられ、今年で64年経ちます。つい最近改装工事をしましたが、この外観と煙突は意識的に残しました。スカイツリーが建って、このような対比が生まれるとは思いませんでした。


シャッターが下りるとスカイツリーが2本になりますね。

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そうですね、シャッターにスカイツリーを描いてもらっています。


お店のなかにはいると、ロビーに何か展示してありますね。

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改装工事をして以来、ロビーは地元のかたや、なにかを展示したいかたへギャラリーとして開放しています。いまは十四三(としぞう)さんの「銭湯消しゴムはんこ」を展示しています。


ご主人もいらっしゃいますね。

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私の消しゴムはんこもつくっていただきました。


脱衣場は昔ながらの格天井。背景画の富士山も立派です。

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東京都墨田区横川の銭湯「大黒湯(だいこくゆ)」新保卓也さんインタビュー6

昔ながらの銭湯の雰囲気を残したいという思いで維持しています。富士山、格天井といえば「日本の銭湯らしさ」だと思うんです。


浴室の左手にあるこの深い浴槽はなんでしょう?

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こちらは歩行湯ですね。90cmの深さがあり、ぬるめのお湯が張ってあります。水中運動ができるためお年寄りからの人気が高く、水中を動き回れるので子供達からも人気が高いです。


全ての湯舟が温泉なんですか。

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そうです。昔から使っている井戸水が温泉に該当するか調べてみたところ、メタケイ酸の項目が基準を満たしており、温泉として認定されました。肌のセラミドをととのえる働きがあるようです。また弱アルカリ性で、肌の汚れ、角質を落としてくれます。ちなみに、スカイツリーから最も近い天然温泉です!


インパクトがある言葉ですね!インパクトと言えば…今回の改装で大きな露天風呂ができましたね。

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薪置き場を露天風呂に改装しました。できるだけ大きなものをつくりたいという思いがありたくさんの人に相談し、協力をいただいて…ついにこの春に完成しました!都内ではかなり大きい露天風呂であると自負しています。
スチーム塩サウナ、水風呂も併設しています。サウナから水風呂もよし、サウナから出て外気を浴びるもよし、ですね。


サウナ後に外に直行できるのは気持ちいいですね!こちらの階段はなんでしょう。

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こちらもお客さんが利用できるエリアです。登ってみてください。


こ、これは…広々としたデッキですね。個人的にこういうスペースは大好きです!

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ここはもともとつくろうと思っていたわけではありません。設計の段階で業者さんから「2階部分を休憩スペースにしましょう」とプレゼンを受けて、実現しました。涼みながらくつろいでいただけると思います。

大黒湯では奇数日と偶数日で浴室を入れ替えていて、もう一方の浴室のデッキはちょっとした特徴があるんですよ。
こちらの椅子に腰掛けてみてください。


スカイツリー!!墨田区の銭湯ならではですね。

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この位置からはスカイツリーの先端が見えます。「スカイツリーデッキ」と名づけました。
こちら側の浴室には小露天風呂がありまして、ここからも入浴しながらスカイツリーがちょっとだけ見えます。


小露天風呂の隣にある薬湯、なにか浮いていますね。

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これはレモンです。日替わりで薬湯をしています。
自然のものを使いたいという思いがあって、レモンの入浴剤だけでなく、レモンの果肉も入れています。
母の日には庭で育てているバラを湯舟にいれたり、節分には豆乳の入浴剤と豆を入れたこともありますよ。


薬湯はよく見かけますが、生の素材にこだわっているのはめずらしいですね。 そしてこちらの浴室では歩行湯ではなく炭酸泉があるのですね。しかもかなり広いです。

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もともと両浴室に歩行湯を設置していたのですが、大露天風呂に匹敵する目玉が欲しいと思い、こちらの浴室にだけ炭酸泉を入れています。歩行湯を改装して炭酸泉にしているため、歩行湯のままのサイズで浅くしています。


読者のみなさまにメッセージをいただけますか?

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最近銭湯が見直されるようになって、入り方がわからないお客さんも増えました。
入り方を知っているお客さんは優しく、暖かく見守ってほしいです。
そうして文化としての銭湯を、経営者もお客さんも一緒になって子供達に受け継いでいきたいですね。
私達は入り方わからない人も、子供達も、外国人も大歓迎です!


風呂デューサーの取材メモ

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新しいものを取り入れつつ、昔ながらの銭湯のよさは残す。言うのは簡単ですが、難しいことです。銭湯は温泉やスパにはないよさがあります。それは銭湯がその地にずっとある、歴史が大きく関わっているように思います。時代が変わってもその「銭湯のよさ」が消えずに残っていくことを願っています!
(記者:風呂デューサー 毎川直也)


東京都墨田区横川の銭湯「大黒湯(だいこくゆ)」

住所:東京都墨田区横川3-12-14
TEL:03-3622-6698
最寄駅:総武線 錦糸町からバス 横川三丁目 徒歩2分
営業時間:15:30~24:00
定休日:月曜 (祝日のときは翌日休)
設備等:コインランドリ / 駐車場 / 薬湯 / サウナ / 温泉
東京都墨田区横川の銭湯「大黒湯(だいこくゆ)」の取材記事はこちら

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